バルセロナ建築めぐり ー カサ・ミラ

アントニ・ガウディが54歳の時に設計し1910年にバルセロナのグラシア通り(Passeig de Gracia)に建てられた集合住宅で、当時の新興中産階級だったミラ夫妻が資産運用のために「カサ・バトリョよりも大きく素晴らしい建物を」とガウディに設計を依頼したという建築です。

当日券も販売していますが時期によってはかなり並ぶようなのでチケット予約をしていきました。(予約方法はこちら
チケットを予約すると昼も夜も時間指定になります。

カサ・ミラ(Casa Mila - La Pedrera - )
住所:Provenca, 261-265, 08008 Barcelona, Spain
開館:昼の部 9:00 - 20:00 / 夜の部 21:00 - 23:00
料金: 昼20€ / 夜 34€ /昼夜共通 37€ (学生、子供、高齢者、ハンディキャップ割引有)
所要時間:1時間~1時間30分
サイト: https://www.lapedrera.com/en/home




ガイドのお兄さんいわく、La Pedreraの意味は”石切場”。

カサ・ミラの外観がそのように見えたため竣工当時、人々が悪い意味を込めてそう呼ぶようになったそうです。悪評あってかどうか、ガウディとミラ夫妻との関係は良くなかったとか。

今日でも四世帯の住居者がいますが、15万円程度という激安の家賃で暮らしているらしい。

その理由は建設当時、評判も悪く、1500ペセタ(平均月給の10倍)破格の高値をつけた事もあり入居希望者が少なかったため、三世代に渡って賃上げは行わないという契約条件が付けられたためとのことでした。すごい。





屋上からは遠目にサグラダ・ファミリアも見えました!天気が良くて最高!

空の青さに白が映えますね。

屋根裏の部分は洗濯場になっていて、上の写真でも小さい窓がランダムにたくさん開いているのが見えますが、これが内部でとてもいい雰囲気を出しています。




上の写真が屋根裏です。

使用人たちが洗濯をしたり干したりする場所だったそうで、オーナーや居住者は立ち入らない区域だったので装飾性はなく、機能性を追求したエリアになっています。

たしかに、窓がたくさん開いていて風通しは良さそう。







プロジェクション・マッピングのコンセプトは地球の歴史、人類の歴史からカサ・ミラ誕生まで~、みたいな壮大なもので、幻想的というよりは音楽も壮大で力強い感じです。

ちょっと想像と違ったけど楽しめました。

エントランスの雰囲気と、屋上からのグラシア通りの夜景がとてもきれいでした♪

私は昼夜共通チケットを買いました、趣向が全く違うのでとても良かったと思います。

時間がない方はどちらかで良いと思いますが、どちらが好きかは人によって好みが分かれそうなところです。


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